アート作家で、京丹波町への移住者でもある大西さんは１９９０年（平成２年）、美術品や工芸品製作、デザイン等を行う「オオニシ・アーツ・アンド・クラフツ」を開業。２００３年（平成１５年）からは農業も始めたのです。近年、健康志向・美容志向が高まる中、着眼したのが、もち麦・赤米などの機能性作物。京丹波町でも栽培できないだろうかと考え、チャレンジが始まりました。

栽培初年度の２０１９年は手作業で約３アールを作付けしただけでしたが、道の駅で販売したところ、徐々に人気が出始めて、リピータも増加。翌年２０２０年には約６倍の２０アールを作付け。さらなる増産で商品の安定供給ができるよう、機械・設備を導入し、収穫量も増えました。

京丹波町の豊かな土壌、水、澄んだ空気をいっぱいあびて、もち麦、赤米は育ちます。もちもちとした食感と独特の風味をお楽しみいただけたらと思います。今後はさらにハト麦やソルゴーなどにもチャレンジします。